酒泉市 (Jiuquan)
2002年6月18日に「酒泉地区」と県級の「酒泉市」を撤廃して地級市となり県級行政区画の粛州区を増設した.
酒泉市は甘粛省西北部、河西回廊の西端、東経92度09分から100度20分、北緯37度58分から42度48分の範囲に位置する. 東は張掖市、南は青海省、西は新疆ウイグル自治区、北は内モンゴル自治区のエジン旗と隣接し、モンゴル国との国境を有する. 東西680km、南北550km.
酒泉の地名の由来となった泉は、鐘楼からすぐ近くの公園の中にあった. 河西回廊の伝説には必ずと言っていいほど、漢の英雄の霍去病が登場する.
霍去病が匈奴を打ち負かしたことを聞いた漢の武帝は、10樽の酒を彼に送った. しかし、20万人もの兵士全員にいきわたるはずはなく、霍去病はすべての兵が平等に皇帝からの酒をいただくために、酒を泉に注ぎ込んだ. すると泉の水が濃厚な酒の香を放ち、その美酒はいくら飲んでも尽きることなく沸き続けた. これにちなんで、「酒の泉」と呼ばれるようになったという.
霍去病の西域遠征の像が池のそばに作られている.